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あきらめない… もう少しだけやってみる 〜三遠ネオフェニックス 太田敦也選手〜

遠州地域と東三河地域を拠点に活動するプロバスケットボールクラブ、三遠ネオフェニックス。広報はままつ2024年11月号の「LOVE SPORTS」では、2007(平成19)年に入団して以来フェニックス一筋の太田敦也あつや選手にお話を伺いました。

太田 敦也 選手(三遠ネオフェニックス)
1984年生まれ
愛知県出身
身長206cm
背番号 : 8
ポジション : センター
2011年に日本代表選手に選出され以降、数々の代表歴を持つ

Q. バスケットボール(以下:バスケ)を始めたきっかけを教えてください

小学校に部活動があったので4年生からバスケを始めました。兄と姉がバスケをしていたのに影響を受けましたね。


Q. 小さなころは別の夢があったそうですね

もともと柔道を習っていたので小学生のころの夢は柔道選手でした。中学でも柔道を続けるつもりでしたが、入学のときに柔道部が廃部になりバスケ部に入りました。

中学3年生のときに身長が2mになり目立ったこともあって、当時のOSGフェニックス(現チームの前身)の監督が練習に誘ってくれました。いろいろと親身になってくれたその監督に恩返しをしたいとの思いでバスケの選手を目指すようになりました。


Q. バスケの魅力を教えてください

点数がたくさん入るところですね。狭いコートの中で5人のメンバーが協力してゴールしたり、時には個人の力でゴールしたり。たくさんのゴールが決まるたびに選手も観客も喜び合えるところが魅力です。攻守の切り替えも早く、また、試合で引き分けがなく、必ず勝敗が決まるのもわかりやすいと思います。


Q. 太田選手のチームでの役割は

中学生のころ練習に参加して以来26年間、ずっとフェニックスにいるので、なんだか第2の「家」みたいな感じがしています。

自分のポジション「センター」は体を張ってゴールを守る地味な役割ですが、チームを支えるとても重要で責任あるポジションだと思っています。


Q. 試合で緊張することはないですか

いい緊張感を楽しむというか緊張ありきで試合に臨んでいます。緊張するなと言われれば、かえって緊張してしまいますよ(笑)。試合に集中するといつの間にか緊張はなくなっていきますし、何よりも試合に出るまでの準備を大切にしています。


Q. ベストコンディションを維持するための秘訣を聞かせてください

食事と睡眠ですね。毎日3食しっかり食べて、しっかり休息!早寝早起きが基本です。規則正しい生活が理想ですが、毎日は無理ですから、できることをできるようにやっています。あとは、妻の作る“青汁”と、休日に遠州灘海岸でゆったりすることです。


Q. 夢を叶えるために、大切なことは何だと思いますか

いろいろなことに挑戦することは大事です。でも、一つのことにつまずいたとき、すぐに「いやだ」とあきらめないでください。できないことも自分のできる範囲でもう少しがんばってみてほしいです。

自分も、試合でミスをして監督に怒られたり、けがをしてプレーができなかったりと、バスケが楽しいときばかりではありません。でも「もう少しだけやってみる」の積み重ねで、今もバスケを続けられています。


太田選手「皆さんの声援がチームに勢いを与えてくれます!」


取材を終えて
フェニックス一筋の太田選手。チームへの愛の大きさはだれにも負けない、そんな気持ちが伝わってきました。
今シーズンも、ご活躍を期待しています!


写真:三遠ネオフェニックス
文:広報はままつ編集メンバー

この記事は、インタビュー当日(2024年9月)時点の内容で作成しています。