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家康公が浜松にいた時代の星空を再現! 浜松科学館プラネタリウムで「家康公が見た星空」を投映中

こんにちは!浜松市役所 創造都市・文化振興課の井ノ口です。
今回は、浜松科学館みらいーらで現在投映中の生解説プラネタリウム「家康公が見た星空」について紹介します。紹介してくれるのは、浜松科学館天文チームスタッフの雨森(あめのもり)さんです。

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──「生解説プラネタリウム」とはどのような内容なのでしょうか。
「その日の夜に浜松で見ることができる星空の解説と、天文宇宙に関する旬な話題を紹介する『テーマ解説』の二部構成のプログラムのことを、当館ではそのように呼んでいます。約45分間、スタッフがライブで話すので、担当者によって語り口や演出などに違いがあるのも特徴です。『テーマ解説』(今回の『家康公が見た星空』など)は科学館独自で企画・制作を行い、約3ヶ月ごとに新しい番組を公開しています」

──新番組の「家康公が見た星空」というタイトルに引きつけられました。
「およそ450年前に徳川家康公が見ていた浜松のまちの風景と、今のまちの風景とでは目に映るものが大きく変わっています。しかし、当時とほぼ変化のないものもあります。それは星空です。今回の番組では、私たちが眺めている星空と当時の星空のつながりを感じていただければと思います」

──なんだかロマンチックですね。
「ただ、正確には、当時の星空と現在の星空とでは少し違う部分があります。星や星座の呼び方も私たちに馴染みのあるものとは異なっていたと言われています」

──ということは、浜松で三方ヶ原の合戦があった頃にも何か違いがあったのでしょうか。
「そうなんです。現在肉眼では見ることができない、ある天体が明るく輝いていたことがわかっています。生解説プラネタリウム『家康公が見た星空』では、家康公が浜松にいた時代の星空を再現し、それがどのような天体なのかお話しします。三方ヶ原の合戦や家康公にまつわる逸話も紹介しますので、星空だけではなく、歴史も楽しめる番組です」

──なるほど、どのような天体なのかワクワクします。歴史好きの方にもオススメですね。最後にこの記事を読んでくださっている方にメッセージをお願いします。
「プラネタリウムを観覧した帰り道に、実際の星空を眺めてみてください。冬の夜空には、明るい星が数多く輝いていますので、星座も見つけやすくなっています。投映のなかでは星座の見つけ方も詳しくお話しします」


雨森さん、ありがとうございました。生解説プラネタリウム「家康公が見た星空」は2021年3月19日(金)まで投映しています。展示をリニューアルした浜松城天守閣とあわせて、ぜひ浜松科学館にも足を運んでみてくださいね。皆様のご来館をお待ちしております。


家康公と浜松について
徳川家康公は、元亀元年(1570年)に岡崎から浜松に移り、引間城を改修し浜松城と名を改めた。29歳から45歳までの17年間を浜松で過ごし、この間に戦国武将として領地を拡大し、天下統一の礎を築いていった。


三方ヶ原の合戦
元亀3年(1572年)、徳川家康公(軍)が、遠江に進軍した甲斐の武田信玄公(軍)と三方原台地(現在の浜松市北区、追分から祝田(ほうだ)坂付近)で激突した戦い。家康公にとって、「生涯最大の負け戦」といわれる。


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浜松科学館みらいーら
https://www.mirai-ra.jp