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新しいアーチェリー場が完成しました

新アーチェリー場が完成!

浜松市には市営のアーチェリー場があることをご存じでしょうか。中田島砂丘にほど近い馬込まごめ川の河口付近に位置し、高校生のクラブ活動や数多くの愛好者に親しまれてきました。2021年8月、そのアーチェリー場が同じ地区内で移転し、新しく生まれ変わりました! 

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江之島アーチェリー場

安全面に配慮して、万が一にも矢が外へ飛んでいかないよう、頑丈なフェンスで覆っています。また、車イスの人でも利用できるような設計になっています。

ここではアーチェリーの初心者教室も開催されています。興味のある人は参加してみてはいかがでしょうか。詳しくは 浜松市スポーツ協会HP を確認してみてください。

8月の落成式では、県立浜松工業高等学校アーチェリー部の生徒さんたちによるデモンストレーションが行われました。青空に、爽やかな青いユニフォームが映えています。

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日本で初めてアーチェリー場がつくられた浜松

浜松は、日本で初めてアーチェリー場がつくられた地です。この機会に、浜松のアーチェリーの歴史を少し調べてみました。

1957年(昭和32)年に日本楽器(現・ヤマハ)社長がアメリカ視察の土産としてアーチェリー用具を持ち帰ったことにより、同社の従業員によって「洋弓クラブ」が発足。1959(昭和34)年に日本で始めてとなるアーチェリー場「ヤマハアーチェリーレンジ」が完成しました(現在の浜松市中央区中沢町)。次第に一般市民にも普及し、第1回全日本アーチェリー大会が浜松市内で開催されるほどに。この頃から市内の高校でもアーチェリー部が創部されはじめました。

1968年(昭和43年)に開催された全国高校選手権大会では、興誠高等学校(現在の学校法人興誠学園浜松学院高等学校)の稲川篤郎選手が初代高校生チャンピオンに。その後の全国大会でも、市内の高校生たちが優秀な成績をおさめてきました。記憶に新しいところでは、第 32 回オリンピック競技大会(2020/東京)にアーチェリー競技で出場した山内梓選手が県立浜松商業高等学校出身です。

今後も、未来のオリンピック選手が浜松から生まれることに期待がふくらみます。

整備がすすむ江之島地区

新しいアーチェリー場は、旧アーチェリー場と同じ、遠州灘海浜公園(江之島地区)内にあります。ここでは、アーチェリー場の他にビーチコートがあります。ビーチバレーやビーチテニス、ビーチサッカーなどの各種ビーチスポーツを楽しむことができます。ビーチコートは、今後さらに規模を広げて、国際大会を開催できる「国内最大級のビーチコート」として整備する予定です。新アーチェリー場と共に、ビーチコートにもご注目ください😊

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①江之島アーチェリー場(新)
②江之島アーチェリー場(旧)
③江之島ビーチコート


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江之島ビーチコート



記事中で紹介している場所の住所は、2024年1月1日の行政区再編後の住所に修正しました