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御城印を求めて~お城巡りはいかがですか~

皆さんは、御城印を知っていますか。
御城印とは、お城へ登城した記念として購入できる証明書のようなもので、広報はままつ4月号では、浜松城など浜松市内で販売している11のお城の御城印について、取り上げました。


御城印のデザイン

御朱印と御城印は見た目は少し似ていますが、御朱印が御朱印帳への直書きが多いのに対し、御城印は印刷された書置きがほとんどです(取材したものはすべて書置きでした)。御朱印と違いレイアウトに決まりがないため、城名の背景に家紋をあしらったものから、季節やお城の歴史、地域の風景を盛り込んだものまで、お城によってデザインもさまざまです。

浜松城の御城印

浜松城

浜松城では、徳川家の家紋「三つ葉葵」と浜松城天守閣をあしらった通常版(上)に加え、2023年限定で切り絵御城印(下)が発売中です!紫色の切り絵御城印は浜松城の特徴でもある野面積みの石垣が細かく再現されています!(下の御城印は黒い台紙を貼っています)

2023年限定 切り絵御城印

引間城

徳川家康公が浜松で初めて住んだ場所といわれている引間城。現在お城はありませんが、跡地に建てられた家康公を祭る浜松元城町東照宮は、今も地域の人に大切にされており、そのすぐ近くの引間城御城印所で御城印が購入できます。


中山間地域の山城跡

浜松市の北部の中山間地域(天竜区・浜名区引佐町北部)でも御城印を販売しています(全部で9カ所)。中山間地域の御城印は、地域の人たちが絵柄や色紙の色などを自分たちで考え制作しているものが多く、それぞれ個性があります。
天竜区観光協会で販売している鳥羽山城と二俣城の御城印は、発行毎にデザインを変えており、取材に行った時には、春らしいデザインのものが販売されていました。

鳥羽山城と二俣城の御城印(セットで販売)

天竜区観光協会での取材中にも、御城印を求める人が訪ねて来ていました。お話を伺うと市内、県内からだけでなく、北海道や大阪から来たという人も!御城印の人気に驚きました。

天竜区観光協会

天竜区観光協会入り口には徳川家康公と、徳川信康公の顔出しパネルが設置されていました。なんとこちらは地元の人の手作りなんだそうです。

浜名区引佐町では、歴史文化の振興に取り組む直虎顕彰会が、同地区に存在した井伊谷、井平、三嶽の3つのお城の御城印を販売しています。井伊家ゆかりの地でもあることから、井伊直虎、井伊直政の名前の入った武将印も販売中です。

取材をして、さまざまな御城印との出会いがありました。
それぞれに魅力があり、お城の歴史や地域の人の思いを感じることができました。お城巡りの記念に御城印はいかがですか。


記事中で紹介している場所の住所は、2024年1月1日の行政区再編後の住所に修正しました

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